創作影絵人形芝居 「月夜のけだもの」「 極楽金魚」

5/12(土)14:30〜16:00  田烏“蔵シアター“ 1,000円(中学生以下無料)
5/13(日)10:30〜12:00  田烏“蔵シアター“ 1,000円(中学生以下無料)
演目・両日とも
「月夜のけだもの」原作:宮澤賢治 人形デザイン:遠藤啄郎(新作15分)
「極楽金魚」 作・演出:遠藤啄郎 影絵人形美術:竹内英梨奈(50分)
【音楽】松本利洋  【語り・人形操作】吉岡紗矢

「極楽金魚」 【あらすじ】

四国高松に伝わる、病気の子に添い寝させると病気も不安をも吸いとってくれて、朝に海に流すと言う「奉公さん人形」にまつわる話。 昔、おさきと言う貧しい家の娘が居た。 家が貧しいために、長者に奉公人として買い取られていった。
 しかし、おさきは長者の家に代々伝えられている「頂天眼」と言う極楽浄土の金魚を拝みたいという願いを持っていたので、身の不幸とは思っていなかった。
 ある日、長者の長男である太郎が重い病にかかった。 しかしどんな治療を行っても回復の兆しが見えない。
 長者は太郎の回復を願い、山の巫女の言うままに、病気の根源であると言う太郎に憑いたイズナ(憑き物)を太郎から追い出すために
おさきを生け贄にすることを考えたのだった…。 太郎からイズナをうつされたおさきは、褒美として頂天眼を長者に見せてもらう。だが、そのグロテスクな容姿に絶望してしまう。そんな中、山の巫女はおさきを小舟に乗せ、海へ流し火をかけるよう命令する。 朝焼けの海の上で、おさきは船もろともに焼かれてしまう。その炎の中、おさきは頂天眼となり、首なし馬とともに金の雨、氷の鱗を降らせながら天へ昇っていく。

「月夜のけだもの」 【あらすじ】

十日の月が西の山に沈むまでの一時間に、真夜中の動物園にいる「わたくし」が、月の青いけむりの中で見た幻想世界。黒いフロックコートを着たライオンが金頭のステッキを持って園内を見回りに出掛けると、これから象に弟子入りしようという白熊、嘘ばっかりついている狐、何を言っても「そうかな」と言っている狸に次々と出くわす。それぞれの言い分を聞き采配を振るうライオンの元へ、地面をみしみし云わせて走って来たのは…

>>横浜ボートシアターとは…?
https://www.yokohama-boattheatre.org/
仮面劇「小栗判官」で一世風靡した劇団による、幻想的な創作影絵人形芝居。エレキギターの生演奏とともに女優が一人ですべての影絵人形を操り、物語を力強く語りきる。蔵の中で、光と影、言葉と音から、死と再生の物語が無限に想像力を拡げます。子供から大人まで感動。

 

遠藤啄郎(えんどう たくお)
1928年12月生まれ。1952年よりラジオ・オペラ・ミュージカル・人形劇・舞踊・演劇等の脚本を手掛ける。1967年、代々木小劇場において、人と人形の劇「極楽金魚」作・演出。1971年、青年座「極楽金魚」、結城座「ゴリラ・ゴリラ」作・演出。この2作品でフランス・ナンシー演劇祭に参加。1975年、劇団「太陽の手」結成。「極楽金魚」を新演出、日本各地を巡演。フランス・ナンシー演劇祭にて「夕やけぐるみの歌」初演。同時に「極楽金魚」をフランス、スイス、イタリアにおいて巡演。最後にパリ・オルセイ劇場にて一ヶ月間上演。帰国後、劇団「太陽の手」解散。 1981年、横浜ボートシアター結成。代表となる。横浜JR石川町駅前の運河に浮かぶ木造はしけを劇場として活動を開始。1982年、代表作「小栗判官・照手姫」を初演。1985年、「マハーバーラタ・若きアビマニュの死」初演 脚本・演出。1987年、銀座セゾン劇場オープニング「仮面の四季」脚本・演出。1988年、「マハーバーラタ・王サルヨの誓約」初演、脚本・演出。1989年、「小栗判官・照手姫」エジンバラ演劇祭招待参加。1990年、青山劇場5周年記念「龍の子太郎」脚本・演出。1991年、「小栗判官・照手姫」ニューヨーク演劇祭招待参加。1992年、渋谷文化村シアターコクーン「夏の夜の夢」脚本・演出、「水鶏・くいな」シアターXオープニング企画、脚本・演出。1993年、「ハイエナ」初演、脚本・演出。1994年、「遠い挿話」初演 脚本・演出。1996年、「マハーバーラタ・耳の王子」国際交流基金との共催 インドネシア・日本共同制作 脚本・演出。1998年、「HOTEL水の王宮」初演、脚本・演出。2000年、「アメリカ!」試演、作・演出。2001年、「マハーバーラタ・王サルヨの婚礼」劇団20周年記念公演(改作)脚本・演出。2006年、「賢治讃え」初演、構成・演出。2007年、「火山の王宮」初演、作・演出。2009年、「小栗と照手」でヨーロッパツアー。2011年、「賢治讃の仮面劇」初演、構成・演出。2014年、説経「愛護の若」より『恋に狂ひて』初演。 多摩美術大学映像演劇科、日本オペラ振興会、オペラ歌手育成部、桐朋音大演劇科などでの講師をつとめた。横浜ボートシアター代表。 著作には「極楽金魚」(フレーベル館)、写真集「横浜ボートシアターの世界」(リブロポート)、脚本集「仮面の聲」(新宿書房)などがある。 1984年、「小栗判官・照手姫」脚本・演出に対し第18回紀伊國屋演劇賞。2001年、横浜文化賞を受賞

吉岡紗矢(よしおか さや)
桐朋学園大学短期大学部芸術科演劇専攻卒業後、横浜ボートシアターの作品に俳優・美術スタッフとして参加。 遠藤啄郎のワークショップで助手を務めている。また学校で舞台表現や作品づくりに関するワークショップを行う。語り、演劇、仮面劇、影絵、人形劇、ダンスなど様々な舞台作品に出演。
主な一人語り作品に宮澤賢治作「洞熊学校を卒業した三人」「ざしき童子のはなし」、樋口一葉作「にごりえ」「軒もる月」、遠藤啄郎作「極楽金魚」(創作影絵人形芝居)がある。

松本利洋(まつもと としひろ)
慶應義塾大学文学部中退。横浜出身。作曲・編曲・演奏を中心に活動中。説教節政太夫主催『美音の会』などにも参加。ワークショップでの即興演奏に定評がある。代表的な作品に、横浜ボートシアター『賢治讃の仮面劇』~セロ弾きのゴーシュ~、説経「愛護の若」より『恋に狂ひて』の音楽がある。

竹内英梨奈(たけうち えりな)
1986年生まれ。2012年東京藝術大学大学院絵画科版画専攻を卒業。絵画・版画の作成のみならず、影絵人形の作成やパフォーマンスにも積極的に取り組んでいる。
【受賞歴】
2007年 トーキョーワンダーヲール入選 2009年 上野芸友賞受賞、アダチUKIYOE大賞 佳作 2010年 O氏記念賞受賞
【舞台】
2007年 横浜ボートシアター劇団創立25周年記念公演「火山の王宮」 影絵制作
2013年 横浜ボートシアター「極楽金魚」 影絵人形デザイン/製作