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梅雨の晴れ間に遠征! その1:広島県広島市

梅雨の晴れ間に、2泊3日で遠出をしました。

最初の訪問先は、広島港近くのリサイクル業者、㈱西原資源さんです。

敷地内には圧縮されたペットボトルや古紙が山積み。発泡スチロールを圧縮した「インゴット」なるものも、初めて見ました。

やっぱり現場はワクワクがいっぱいです!

広島といえばカキですね~。広島のカキ生産量は、全国シェアのおよそ6割!!

ということは、当然、廃漁具もたくさん出ます。

なかでも、カキ筏(いかだ)を浮かべる発泡スチロール製のフロートは、劣化すると粉雪のように砕け、そうなると回収不可能に。効率的で責任ある管理と処理が、課題となっています。

この廃フロートを買い取り、燃料ペレット化する装置を開発中なのが、西原資源さんです。

社長の西原さんが釣り好き・海好きなのがきっかけで、海のごみに目が向いたそうです。

5年ほど前、公益財団法人「海と渚環境美化・油濁対策機構」と組んで、国の補助を利用し、廃フロートから燃料ペレットを作る装置の開発に成功!!

この装置は、発泡スチロールを砕いて圧縮し容積を小さくする「減容機」と、減容したものをさらに押し固めて粒状の燃料ペレットにする「造粒機」の、2つの機械からなります。

この装置のスゴさは、発泡スチロールが塩分を含み、貝や海藻がついていても問題なし!という点。完成したペレットにはフロートに貝殻などが混じっていますが、そのままボイラーで焼却できるそうです。しかも燃料としてのカロリーは灯油に匹敵。

・・・ということは、海岸に漂着したフロートも、ペレット化できるではないですか!!

まさに、海岸のごみは宝の山!!

さらに西原社長は、こんな構想を描きます。減容機を小型化して発電機とともに軽トラに乗せ、浜に運べるようにすること。また、漁師さんなどから処分料をもらうのではなく、逆に「資源」として買い取り、回収の効率を上げること。

製造した燃料ペレットは、重油の高騰に悩む町のお風呂屋さんなど小規模業者に活用してもらうことも考えているそうです。まさに「三方よし」!!

2年ほど前、この装置は実証実験にまでこぎつけましたが、造粒機の改良が必要だとわかります。その後、西原資源さんが自己資金で開発を続け、中国の工場で部品生産のメドが立ちつつあったのですが、コロナのために一時中断。

1日も早い完成が待たれます。

お話を聞き終えたところで、サプライズ! 社長さん自ら、プレジャーボートで海をご案内くださるというのです。

空は晴れて、海風が心地よ~い!! 向かったのは、安芸の宮島。まさか海から宮島に詣でるとは・・・。ちょうど大鳥居は改修中で、すっぽりと覆いの中。珍しい光景は、ラッキーです。

続いて、カキ筏の上に積まれた廃フロート、無人浜に打ちあがったフロートなども確認。

たっぷり、瀬戸内らしさを堪能させていただきました。感謝!!

(株)西原資源

http://www.nishihara-rc.co.jp

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